【重要なお知らせ】薬剤供給停止・制限による胚移植について
マスコミなどであまり報道されないため、一般の方々には知られておりませんが、現在、コロナ禍、戦争、製薬会社の諸事情など様々な理由により、不妊治療に関連する薬剤が生産、輸入、出荷ができなくなっています
加えて、不妊治療の保険適用による患者数の増加も影響し、全国的な不妊治療に関する薬剤の供給停止・制限により薬不足が起きております
特に、ART(採卵・胚移植)に使用する注射やホルモン剤が不足しています
その中でも、最も不足しているのがホルモン補充周期での凍結胚移植で使用する黄体ホルモン剤です
保険での胚移植は年齢の制限があるため、薬の供給再開を待っている猶予がない患者様も大勢おられます
よって、当院ではホルモン剤の供給量が安定するまでは
今後の凍結融解胚移植は「自然周期移植」を行っていく方針とさせて頂きます
対象となる方は診察時に個別にお伝えさせて頂きますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします
今後、更なる薬剤不足となった場合、患者様には治療の延期や待機をお願いせざるを得ない状況も出てくるかと思います
今後、いち早く状況が正常化する様、関係各所と連携をとり、対応を進めて参ります
治療中の皆様には、大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い致します